都立大に関する文科大臣への要望書 33309 visits since 2003.12.29

全国の大学で教育と研究にたずさわっておられる皆さん。私は、2003年8月以来の石 原東京都知事による都立大再編計画が、単に一大学における横暴な改革であるに止ま らず、日本の学術研究全体に対して多大の損害を与える可能性のあるものだとの認識 に立ち、わが国の学術研究の維持と発展に責任を負っている文部科学大臣に適切な処 置を求める要望書を提出することにしました。

 この要望書を提出することは三つの目的を持っています。
1.石原都知事の暴挙により日本の学術研究が蒙りかねない損害を未然に防ぐこと
2.学術研究の水準維持と発展、及び学問の自由の保障に対して最終的な社会的責任 を持っていることの自覚を文部科学省に促すこと
3.学術研究を社会が支援することの意義と学問の自由の意味を国民各層の人々に広 く再確認してもらうこと

この要望書は2004年1月20日に文部科学大臣に提出する予定です。同時に国会議員、 都議会議員、都道府県知事、マスコミ各社、全国の大学の学長といった学術研究と高 等教育に責任ある関与を持っている人々に広く送付し、また出来るだけ多くの人々、 とりわけ学生諸君の目に付くように掲示する予定です。 要望書を御一読の上、以上の主旨に賛同頂ければ連署お願いします。

                                      
    2003年12月29日    筑波大学 鬼界彰夫